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I am a lady!

I am a lady!_c0062603_13121349.jpg

私がこのウチにやってきて2週間が経ちました。
最初は、私もパパもママも、そしてエリばあちゃんも戸惑うことが多かったけど、
今では随分落ち着いて、生活のリズムもちゃんとできてきました。
でも、私はママが思ってたほど子どもじゃなかったんです。




I am a lady!_c0062603_13145232.jpgこの前の火曜日にパパが獣医さんのとことに連れて行ってくれました。
これからの私のホームドクターです。
先生は、私はとても健康的で100%純潔のジャーマンシェパードで、私の歯や骨の状態から見て、1歳半から2歳の間だと言っていました。
ママは1歳半ならまだまだ赤ちゃんだと思っていたようですが、もう立派な成人女性なんです。
そう聞いて、ママはこんなのを見つけました。
I am a lady!_c0062603_13151838.jpgそう、私はもう人間なら20歳なんですよ。
そろそろボーイフレンドもほしい年頃だし、いろんなことをいっぱい吸収できる年齢なんです。
エリばあちゃんが話してくれたように、私はシェルターにいました。
このシェルターには2週間しかいられないんです。
だから、そこにいる仲間たちは、人間が入ってくると、みんな愛想良くするんです。
だって、お家につれて帰ってもらうことが、そこから出らI am a lady!_c0062603_13154153.jpgれる唯一の方法なんですもの。
2週間経ってだれにも引き取られなかったら…
そこで生涯を終えなければなりません。
シェルターが文字通り避難所になる仲間もいれば、プリズン(監獄)になる仲間もいるんです。
パパはちゃんと計算していたようです。
2週間目に私に会いに来てくれました。
そのとき、私の隣にはとっても上品できれいな白いロングヘアーの猫ちゃんがいたんです。
I am a lady!_c0062603_1316967.jpgパパはうっとり眺めていました。
でも、彼女はおなかに赤ちゃんがいたんです。
まだ自分たちの新しい生活を始めたばかりのパパは、とても責任を持てないだろうと、彼女の引き取りは諦めたそうです。
その話を聞いたママは、ちょっと複雑そうな顔をしていました。
本当はシェルターなんて必要ない世界になればいいんだけど、可愛がっててもどうしても育てられなくなる人はいます。
そういうときにこのシェルターがなかったら、置き去りにされたり、知らないところに捨てられたりする仲間がどんどん増えてきます。
シェルターがプリズンになってしまわないようにって、私は思っています。
あそこにいる仲間に新しい家族が見つかりますように…

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by lanova | 2008-02-25 00:06 | Dog