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Feb. 15/Door to Independence

2007年に入ってからの我が家での大きな動きといえば、
夫のMemphisへの転勤が決定したこと。
とはいえ、いつからの勤務になるのかは、連絡待ちといったところである。
そして「もう一つの大きな動きがある」と、この日のエントリーに書いた。
今となっては「動きがあった」と過去形にすべきかもしれない。
息子が家を出たのである。
といっても壮絶なる親子喧嘩の果ての家出ではなく、自立への第一歩を踏み出したというところだ。
夫と私がミシシッピへ移動するに当たって、息子も一緒に行くかどうかの選択権は彼に与えたが、
斟酌する余地もなく、「と~んでもない!」の一言で却下。
現在、消防士を目指してカレッジに通う息子は、このLAを離れる気は毛頭もない。
アメリカでも2大都市の一つであるLAから、
アメリカで最も田舎だともいわれるミシシッピへ行こうとは思わないのが普通だろう。
私が彼の年頃だったら、おそらく同様の選択をしたに違いない。
しかし、夫と私が引っ越した後、このアパートに息子が一人で住むには広過ぎるし、
何と言っても家賃が高過ぎる。
そこでこのアパートでのルームメートを探すか、それとも彼がどこか他のところを探すかと、
昨年の秋頃からボチボチその準備をしていた。
ところが年末から1ヶ月ほど帰国していたために、この件はペンディング状態だったのである。
そして1月末に日本から戻った息子は、再び住まい探しを始め、
あっという間に新しい住処を見つけてきた。
一人暮らしの日本人男性が家主の1軒屋の離れを借りることになったのである。
日本から帰ってきてトランクを開けて片付けた荷物を、
再び1週間かそこらでトランクに詰め直し、意気揚々と家を後にしたのであった。
とは言ってもここから車で10分ほどのところに移っただけで、
ほとんど毎日のように顔を見せてはいるのだが…
アメリカでは高校を卒業すると同時に親元を離れて自立する子が多い。
そしてそれ以降は親元に戻って生活することはない。
日本でも進学や就職で親元を離れる子どもは多いだろうが、
経済的には親の支援を受けての場合がほとんどだろう。
ところがこちらでは家を出て自立するというのは、名実ともに自立することなのである。
多くの学生が学校に通いながらいくつかのアルバイトをして生計を立てている。
しかし、それでは生活していけない学生も多く、
学生ローンを借りる学生が多いのも、アメリカの特徴である。
一人当たりの学生ローンの平均額は200万円くらいだとも聞いたことがある。
息子もバイトをしながら学生生活を送っているが、
甘い母は多少はサポートしてやらなければなどと思うのである。
そして毎日のように顔を見せる息子に、買い置きの食料品や日用品を袋に詰めて渡している。
こういいうことができるのももうあとわずかだろう。
彼の使っていた部屋には、まだ多くの荷物が置かれたままである。
きれいさっぱりと跡形もなくなってしまうのは、もう少し先でいい…
そう思っているのは私だけではないのかもしれない。

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by lanova | 2007-02-15 23:19 | Logbook