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Old Fashioned Holiday at Holz Farm

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何とか年内に今年の出来事をアップロードしようとは思っているのだけれど、きっと、多分、おそらく、いつものように年越しになるだろうなあ…
ということで、暖かな今年の12月にしては珍しく雪模様となった12月4日にEaganのHolz Farmで行われたOld Fashioned Holidayに出かけた。

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ここは1900年代初頭の農場で、今ではすっかり住宅街になったところにポツンと当時の農場のままの状態で保存されている。
というのも2007年に歴史的建造物に指定され、所有権が元の持ち主から市に変わったため、今では市の管理下に置かれ、当時の調度品などがそのまま残されている農場で古き良き時代の"Old Fashioned Holiday"を体験できるというわけだ。
ぬいぐるみではない本物のトナカイもサンタクロースの準備ができるのを今か今かと待っていた。

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小屋の中では地元のコーラス隊がクリスマスソングを歌い、子どもたちは寒さの中しっかり防寒着を着込んで白い息を吐きながらも歌に合わせて体を揺らしている。
ひとしきりクリスマスの歌声を楽しんだ後はHayride(ヘイライド)で、農場の中をぐるりと回る。
さほど大きくはない農場なので一回りはあっという間だけれど、子どもたちにとってはトレーラーに乗って回るのは楽しい。
感謝祭の頃にもこのHayrideは行われるが、雪の中はまた異なった風景が飛び込んでくることだろう。

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屋外でも昔ながらのホリデーの過ごし方が再現されていた。
焚き火の周りに用意されたのは秋に収穫されたとうもろこしを乾燥させたもの。
これを鉄のフライパンの中に入れて炒り、ポップコーンを作る。
今では味付けがされたポップコーンの袋を電子レンジに入れて、チンするだけであっという間に出来上がるので、フライパンを火にかけて作る様子に子どもたちは目を輝かせて見入っていた。

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かつて農場主が暮らした家の中も当時の家具や調度品がそのまま残してある。
表にはこの地域では必需品だったそりが置いてあり、ここで記念撮影をする家族連れも。
馬にひかれてこのそりで出かけるのは、最低気温がマイナス20℃にもなるこの地域ではさぞかし辛かったことだろう。
台所ではホットアップルサイダーとクッキーが振舞われていた。
ここで使われている調理台は薪を炊いて使う。
火の調節はできるのかと聞いたら、調節するところを教えてくれたが、でも実際に調理をするのは難しいそうだ。
そういえば私が子どものころ、薪で釜を炊くところも決して少なくはなかったはずだ。

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リビングルームではサンタクロースが子どもたちを迎え、膝に座らせて次々に記念撮影。
その傍らでは足踏みオルガンでクリスマスソングを奏でるおばさん。
実に和やかな時が流れる。

c0062603_13102441.jpg冬の間は誰も座らないだろうロッキングチェアがポーチに2脚。
雪が解け、林に緑が戻ってくる頃、ここに腰掛けて、木々の間を飛び回る野鳥の声に耳を澄ますのも悪くはないだろう。
それまでにはまだ半年以上待たなければいけないけれど…

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by lanova | 2011-12-30 23:00 | Event | Trackback | Comments(6)

Minnesota Music Cafe in St. Paul

冬の訪れが早いと聞いていたミネソタだが、今年は異常なまでに例年ほどの寒さにならないという。
それでも初めて雪らしい雪が降ったときには、それまで西海岸と南部で雪らしい雪を体験していなかっただけに、やはり興奮気味。
今年最初の雪は11月19日のことだった。
午後から降り始めた雪は、あっという間に周囲を白一色に染め上げた。




初雪が積もったその翌日、ニュージャージーからカリフォルニアへの旅の途中に立ち寄ったBernieと一緒に、ここに来てから初めてのライブハウスへと出かけることにした。
出かけた先はSt. PaulにあるMinnesota Music Cafe

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日曜日の午後ということもあり、客の姿はまばら。
ステージではアマチュアよりもちょっとましかなという感じのおじさんバンドが演奏中。
ミシシッピでコテコテのDelta Bluesを聞いてきた耳には、ちょっと物足りなさもあるけど、生の音楽は悪くはない。
ここでプレイしたミュージシャンの写真は、クレジットなしだけどここで見ることができる。

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かつてはLynyrd Skynyrdも演奏したことがあるらしい。
そしてここで生まれ育ったBob Dylanのサイン入りギターも…
そういえばPrinceもここの出身だ。
ミシシッピのBluesに比べると、やはり音楽もそれなりに“都会”らしいのかもしれない。
それはそれで悪くないけど、やっぱりDelta Bluesが無性に恋しく思われた。

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by lanova | 2011-12-29 14:00 | Music | Trackback | Comments(2)

Precious memories

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ミシシッピからここに引っ越してからというもの、車で出かけることはあっても、近所を歩くということはほとんどなかった。
先月、雪が降る前に近所を歩いてみようと、夫と出かけた。
いつもは車で素通りする公園に足を踏み入れる。
すぐ横には幹線道路も走っているのに、公園の中は静寂に包まれており、trail(遊歩道)も整備されていた。
ウォーキングをするには、十分な距離のtrailだ。
その公園をぐるりと一回りしたところにバスケットコートがあった。
さすがに風が冷たい11月になれば、ここでバスケットをする人の姿はない。

c0062603_0431562.jpg2002年に渡米するまで、ボランティアで地域の小学生のバスケットチームのコーチをしていた。
1年生から6年生までのやんちゃな男の子たちの大所帯だったけど、とてもとても楽しい時間だった。
ほとんど毎日のように仕事帰りに小学校の体育館に行き、子どもたちと過ごした。
家のことはすっかり母に任せて…
長男と次男がチームに所属していたときも同じようにコートの中にいた。
こうしてバスケットコートに立つと、息子たちがコートを走り回っていた姿がありありと目に浮かんでくる。
今、あのころを振り返り、私はなんと息子たちに楽しませてもらったことかと、心から感謝する。
もちろんNBAや日本リーグで活躍するようなプレイヤーとはわけが違うが、あのときの息子たちは100%のプレイをしていた。
親や周囲の期待を担って精一杯のプレイをしていたと思う。
たとえ結果としてその期待に応えられなかったとしても…
冷たい風の中、ボールに向かってシュートする息子たちの姿を見たような気がした…

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by lanova | 2011-12-27 10:00 | Logbook | Trackback | Comments(4)

The last chance to see the autumn color

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1年を通じて夏が短く、9月後半から樹木は色づき始め、10月半ばには紅葉もピークを迎えるミネソタ州ミネアポリス周辺。
もう紅葉はすっかり終わったと思っていた10月後半、いつもワークアウトに通っているコミュニティセンターの周囲でオークが見事に色づいていた。
空気も冷え切っていて真っ青な空にオークの赤い葉が見事なまでに輝いていた。
おそらくこれが今年最後の紅葉のチャンスと思い、カメラに収める。

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撮影したのが朝の9時前。
それでもこの日に下りた霜は、紅葉した木々の下で芝や落ち葉を凍らせたままだった。
日が昇っても霜が融けないほど気温は低い。
この後、これまで体験したことがないほどの低温の寒い季節が訪れるのだろうと覚悟したのだが、今年は大異変で例年のように寒さが厳しくならない。
今日はクリスマス、通常は雪にすっぽり包まれたWhite Christmasになるそうだが、今年は雪のないBrown Christmasになったミネアポリスである。
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by lanova | 2011-12-25 22:00 | Logbook | Trackback | Comments(2)

The first city of MN "Stillwater"

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アメリカ中西部の北端に位置するミネソタでは、紅葉の時期は日本より1か月以上早く訪れる。
そんな紅葉も終わりかけていた10月半ば過ぎにふと思い立って、Stillwaterという町へ日帰りトリップに出かけた。
St. Croix River(セントクロイ川)を挟んで東側(写真の右側)はウィスコンシン州である。

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生憎の曇り空だったが、晴れていれば河岸沿いの紅葉はさぞかしきれいだろうと思う。
川向こうには鮮やかな彩りに囲まれた城のような家が見える。
移り行く季節を楽しめる絶好のロケーションだ。

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このCroix Riverを蒸気船によるクルージングで楽しむこともできる。
ただし季節限定で、訪れたこの日はちょうどシーズンオフに入ったところだった。
さまざまなプログラムがあり、景色を眺めながらのんびり川下りを楽しむこともできれば、ランチやディナーがセットになったものもある。
夜の訪れが遅い夏にはもってこいの過ごし方だろう。

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この川には向こう岸のウィスコンシン州に渡るための橋が架かっている。
この橋の下を蒸気船が通過するたびに橋げたが上がる。
いわゆる跳ね橋というものだ。
以前は橋の中央が両側に跳ね上がる構造のものだったそうだが、今は船が橋げたの間の橋梁がそのままエレベーターのように上に上がるそうだ。
ここで橋の上がる様子を見ることができる。

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両岸の紅葉はほぼ終わりかけていたが、町の中にはまだまだこれからという樹木もあり、1本の木にグラデーションをつけているものもある。
このStillwaterは州都のセントポールからも30分という利便性もあり、多くの観光客が訪れるそうだ。
もっとも観光地であるのは利便性からだけではない。
ここはミネソタ誕生の地と言われ、ミネソタをアメリカの準州にするかどうかの会議が行われたのがこのStillwaterだそうで、そこから州になるまでここは重要な場所だったという。
また準州の最初の監獄ができたのもこのSteillwaterだったらしい。
それらは1800年代の半ばのことで、当然、その時代の建物などがこの町には多く残っており、歴史的な場所としても多くの観光客が訪れる。
そんな観光客用のトローリーバスで、観光名所を巡ってみるのも楽しいだろう。

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歴史的な町ということはそれだけアンティックも多い。
ストリートを歩くと、アンティックショップが並んでいる。
表通りから見ると、一見小さなショップのようだが、一旦中に入ると奥行きがあり、かなり広い。
高級はアンティックには到底手が出ないが、眺めているだけでも少しだけ豊かな気持ちになれる。
古い建物に並んで道路沿いには鉱山の跡地がある。
実はこの鉱山の跡地でビールを醸造しているそうだ。
ビール造りを趣味とする夫は、この洞窟内の醸造所をのぞいてみたかったようだが、ツアーの時間と合わなくて、この日は外から眺めるだけで断念。

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通りを歩きながら、醸造所を見られなかった代わりに、ビールでのどを潤そうということになった。
この日は月曜日だったこともあり、観光客の姿は少ない。
秋の曇り空に加えて、それがむしろのどかさを誘っていた。

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似たようなレストランが多い中、夫はウィンドーにディスプレーされたこの「Husband Daycare Center」がいたく気に入り、ここで遅めのランチ(早めの)ディナーをすることにした。
店内にはミネソタバイキングやティンバーウルブズのユニフォームが…
そういえば私が一番好きなNBAプレイヤーKGがここでプレイしていたんだっけ…

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食事を終えて表に出ると、これまたアンティックなトラックが止まっていた。
車検のないアメリカでは、自分できちんと手入れさえしていれば、こんな古い車も堂々と公道を走れる。
かくいう夫のピックアップトラックもオートバイも永久ナンバーの「アンティックプレート」だ。

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このスモールトリップのしめくくりはやっぱりワイン。
このStillwaterではブドウが栽培され、地元でワイン醸造をしている。
そのNorthern Vineyard Wineryに立ち寄ってワインティスティングをして、気に入ったワインを数本購入。
値段も手ごろだし、甘めでさっぱりした好みの味のワインも見つかり、嬉しい買い物だった。
こうしてふと思い立った日帰りトリップは、秋の終わりの一日を心豊かなものにしてくれた。
まだまだ魅力的な知らない場所が数多くあるミネソタ。
ここにいる間にどれだけ訪れることができるのか楽しみだ。

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by lanova | 2011-12-21 13:31 | Trip | Trackback | Comments(0)

Old town Saint Paul

10月半ば、オンラインで教えている日本語の生徒(といってもティーンネージャーではなく)のJamesがカリフォルニアから遊びに来てくれた。
オンラインで彼のレッスンをするようになって2年半、ようやく「生」でご対面。
数日間、我が家で過ごすことになり、穏やかな秋の昼下がり、ミネアポリスの州都、Saint Paulに出かけることにした。
ミネソタ州の中心地はこのSaint Paulとミシシッピ川を挟んだ隣の市Minneapolisで、この二つの市を合わせてTwin Citiesと呼ばれている。
Minneapolisが近代的な都市であるのに対し、Saint Paulは古い歴史を持っており、町並みも往時を偲ばせる建物も多い。
そんな町中に「クマ注意!」のサインが!
こんなところにクマが出るの?と思いきや、子供向けの本屋The Red Balloon Bookshop
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James私も本が好きで好きでたまらない。
まずは本屋からというのは暗黙のうちの了解みたいなものだったが、ここは子供向けの本屋。
「だからと言って、入らないって手はないでしょ?」と言う彼の一言で足を踏み入れる。
外見はそう大きくは見えないのだが、奥行きもあり、かなりバラエティに富んだ品揃え。
地下には学校で使う教科書もあれば、各国語の児童書もある。
数は多くなかったけれど日本語の本もあり、Jamesは嬉しそうだった。
ちなみに彼は英語、ドイツ語、スペイン語、日本語を話す。
ふらりと入った本屋だったが、かなりの時間をここで過ごした。

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料理好きという同じ趣味を持つ私たちが次に入ったのは、当然のようにキッチン用品のショップ。
あれやこれやと品定めをしながらウィンドーショッピングを楽しむ。
表に面した店頭には日本食器のコーナーが。
秋のやわらかい日差しの中で、白と藍を基調にした陶器がその一角に優しさを漂わせていた。

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別のショップでは、まだ10月の半ばだというのに、早くもクリスマスのデコレーションが店内をにぎわせていた。
鳥の羽毛でできたクリスマスツリーはなかなか素敵だが、我が家に飾ればあっという間にゆきの餌食になってしまうだろう。
それにしてもクリスマス商戦は、宗教行事とは関係ない日本だけでなく、アメリカでも同様なのだろう。

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この後、インド料理のレストランでランチを食べ、古い町並みを歩いた。
大掛かりなショッピングモールの中にあるショップとは違い、一店一店が趣のある建物の中にあるが、ショップだけではなく、人々が住んでいる家やアパートも趣のあるものが多い。
Scott Fitzgeraldが住んでいた家もこのSait Paulにある。
そんな古いけれども趣き深いアパートを眺めながら歩いていたら、こんな像が…
説明書きによると、かつてこの地域で献身的に地域の人々に尽くした警官だということ。
でも、女の子の靴を履かせている像は、どう見ても女の子に銃を突きつけているように見えて仕方ない。
いやいや、そんなはずはなく、やっぱりちゃんと靴を履かせている。

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年によっては10月は寒風が吹くこともあるそうだが、今年の秋は穏やかで、この日もジャケットは必要ないくらいだった。
少しばかり歩きつかれたJamesと私はコーヒーショップで一休み。
やはりここでも映画の話、本の話が尽きなかった。
ところが、楽しい気分で車を止めたところまで戻ってみると…
あっちゃあ~、駐車違反のステッカーが。
駐車許可時間と禁止時間を見間違え、止めてはいけない時間に堂々と駐車していた。
都会で暮らすということは「駐車違反に注意」という鉄則を久しぶりに思い出した日だった。

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by lanova | 2011-12-18 22:40 | Trip | Trackback | Comments(2)

Oktoberfest in St. Paul

c0062603_1221812.jpg毎年10月になると、我が家はOktoberfestというドイツのフェスティバルに出かける。
このミネアポリスで初めて迎える10月、どこでOktoberfestが開かれているのかをネットで調べたところ、ほとんどが9月に開催され、10月に行われているところはごくわずかだった。
屋外のイベントだし、冬の訪れが早いここでは10月は寒いからなのだろう。
それでもSt. Paulのドイツ人のコミュニティハウス(クラブハウス)で10月に開催されているOktoberfestを見つけて出かけてみた。


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屋外に設置されたテントの中ではプレッツェルをぶら下げて売って歩く男の子たちもいれば、この日のために醸造されたビールの樽を割り、香り高いビールを味わったり、ジャーマンコミュニティの人たちによる演奏やコーラスを楽しんだり…
でもLAで毎年出かけていたそれに比べれば、かなり大人しく静かなフェスティバルだ。
これは気候によってそこに住む人たちの性格に違いが出ることを如実に示しているのかもしれない。
ビールの勢いで、見ず知らずの隣の人と肩を組んで歌い、踊るというLAの陽気さはここにはない。

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楽しみに一つのドイツ料理も、夫にはちょっと不服だったようだ。
空腹だった私は何を食べてもおいしかったのだが、彼にとっては確固たる「ドイツ料理の味」があり、どうやらここの料理は合格点ではなかった様子。
それでもビールには大満足していた。

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ドイツの民族衣装を纏ったダンスもこじんまりとしたもの。
ほかのところOktoberfestには出かけていないので、これがごく普通なのか、もっと大規模なものがあるのかは定かではない。
来年は9月早々に出かけて見なければ…

c0062603_1223267.jpgこの民族衣装はDirndle(ディアンドル)という。
独身の女性は色とりどりの鮮やかなものを着、既婚者は黒が基調になったものを着るのだそうだ。
日本の着物の袖の長さで既婚・未婚がわかるのと同じ意味があるようだ。
日本語の生徒の1人がドイツ人で、「ぜひ自分でDirndleを作ってください」と、型紙つきのソーイングブックを送ってくれた。
冬の長いここで、裁縫をするのも悪くはない。
でも、ドイツ語の説明は読めないんだけどなあ…
この日の楽しいダンスの一つ、ベンチから落ちたりしないかとひやひやしながらも楽しませてくれた。


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by lanova | 2011-12-17 22:00 | Event | Trackback | Comments(6)

Idyllic Times

現在の実家は、私が小学校4年生のときに両親が建てたものだ。
10歳から18歳までその家で過ごし、東京への進学で家を離れた。
その年代は友達と過ごしたり、部活などで学校で過ごす時間が大半で、家の周りで遊ぶなどということはあまりなかった。
近所に友だちが少なかったせいもある。
そこに10歳で引っ越すまで、過ごした家はもうない。
それでも幼い頃に遊びまわった小さな町の風景は今も残っているかもしれないというので、両親とともに出かけた。
子供の頃、過ごしたその町は、それなりに大きなエリアだったような気がしていた。
夕方、仕事を終えて帰ってくる母をバス停まで迎えに出るとき、子供の足にはとても遠かった。
自転車を買ってもらうと(最初の自転車はだれかのお下がりだったけど)、その自転車でバス停まで迎えに行った。
自転車で行かなければいけないような距離だったはずなのに、父の運転する車では、その町を抜けるのにものの数分もかからなかった。
こんなに小さな町だったのだろうかと、狐につままれたような気がした。

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子供時分に住んでいたところには天倫寺という古い寺があった。
この寺は1639年に」松平直政公によって開山された臨済宗の寺。
子供の頃には小高い丘の上にあるこの寺が格好の遊び場だった。
寺に上がるには石段を上らなければならない。
じゃんけん遊びで上に上る。
パイナツプル、チヨコレート、グリコ…

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そしてきれいに掃き清められた境内で日が暮れるまで遊んだ。
鬼ごっこにかくれんぼ、秋にはしいの実拾いもした。
その頃の和尚さんはとても優しい人だったと、子供心にも思ったものだ。
境内で遊んでいても文句を言われた記憶がない。
もちろん、その頃は年長の子供から小さな子供まで一緒になって遊んだものだ。
おのずと年長者が隊長となって子供隊は次々に遊びを開発していく。
また墓地はかくれんぼをするにはもってこいの場所だった。
不思議なことに墓地で遊ぶということに恐怖心は持たなかった。
両親とともにこの境内に立った時、そんな遠い遠い日のことが走馬灯のように思い出された。

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この天倫寺には国の重要文化財になっている釣鐘がある。
この梵鐘は朝鮮鐘で、細密な彫刻が施され、「高麗国東京内廻真寺」という鐘銘が刻まれているそうだ。
かつては年末の「行く年、来る年」のテレビ番組の中で全国各地の梵鐘として百八つを撞く音が全国に流されたこともある。
今は残念ながらこの鐘が撞かれることはないという。
子供の頃、この鐘で夕飯時を知ったものだ。

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この鐘楼の下には一面に露草が花を咲かせていた。
そういえばアメリカで露草を目にしたことはない。
生息地が限られているのだろうか…
天倫寺を訪れたのは、9月とはいえ、とても蒸し暑い日だったのだが、この露草に秋の訪れを感じた。
本堂の上に広がる雲も、いつしか夏の雲から秋のそれに変わっていた。

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墓地へと上がる石段沿いのお地蔵さんはそのまま健在だった。
何分にもこの天倫寺を訪れることさえ引っ越しして以来なかったわけだから、実に半世紀近く訪れなかったことになる。
それなのに、変わらぬ風景があるということは、何と嬉しいことか…
ふと「原風景」という言葉が頭の中をよぎった。

c0062603_1574583.jpgそれでもやはり50年近い時の流れは多くのものを変えていた。
当然のようにあのころの和尚さんは亡くなり、樹齢を重ねた木々は切り倒され、いくつかの建物は建て直されていた。
かつてはこの寺の門前から、宍道湖が一望できたのだが、今は多くの家屋や施設などが立ち並び、以前のような眺望はない。
変わってしまったものはいくつもあるけれど、父と母とともに、幼い頃に過ごした場所に立っていることが嬉しかった。

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by lanova | 2011-12-08 23:30 | Trip | Trackback | Comments(6)

A peaceful sanctuary

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実家の墓がある寺は、「寺町」にある。
松江は城下町として、今も古い町並みをところどころに残してはいるが、多くは都市開発によってその姿をとどめているところは少なくなっている。
それでも昔からの町名は、今も残っているところが多く、この寺町もその一つだ。
その名の通り、いくつもの寺が並び、その中の一寺院に実家の墓がある。
9月に再びミネアポリスに戻る前に墓参りに出かけた。
昨年、帰国した際には墓参りをしなかったことも、気になっていた。
仏教徒ではないのに、やはりどこかに信心する気持ちがあるのだろうか。

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ここは曹洞宗の寺院で、子供の頃には祖母に連れられよく墓参りに来た。
本堂には位牌堂があり、普段は墓参りだけだが、彼岸や盆にはこの位牌堂にも参った。
そのたびに祖母に連れられて上がる本堂は、何か特別な場所で、子供心にも静粛にしていなければいけないような気になったものだ。

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本堂の大壁には両側に仏画があり、何と言ってもこれが怖かった。
それでも怖いもの見たさにこの絵を見ていると、このどこか知らない不思議な場所へ連れて行かれるような気がしたものだ。
ところが大人になってから見ると、なぜか心が落ち着く。
本堂に上がってこの絵を見るのは悪くないと思うようになって来た。
ある日、キリスト教のある宗派の男性が二人、布教にやってきたことがある。
そのとき、忙しかったこともあり、不遜にも「ごめんなさいね、私仏教徒だから…」と断った際に、「あ、それならいいですよ。でも、ちょっと聞いていいですか?仏教って宗教ですか、それとも哲学ですか?」と逆に質問された。
う~ん、その場では「宗教よ!」と答えたものの、こうして仏画を見ていると、そう言い切っていいものかどうかちょっと揺らいでくる。

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この寺の墓地には無縁仏や地蔵も並んでいる。
お参りに来た人たちが頭や顔をなぜるのだろう。
凹凸がとれてのっぺりとした仏の像は、子供の頃には恐ろしかったのに、今では慈しみの思いが沸いてくる。
それほど年を取ったということなのだろう。

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何年も無沙汰をしている間に、実家の墓の回りは様相を変えていた。
以前は多くの墓がひしめいていたのに、いくつかの墓がなくなり、残っている墓も長い間手がかけられていないのか、朽ちているものも少なくなかった。
墓に眠る祖先に無沙汰を詫びる。

c0062603_1324575.jpg墓の後ろには大きなへちまが実を結んでいた。
子供の頃から、夏に墓参りをするとこのへちまを目にした。
あれから半世紀経った今も、こうして実をつけていることに驚きとともに、感動すら覚えた。
私も実家を離れ、弟も東京に居を構える今、年老いた両親が墓の永代供養を考えていることを知り、墓守すらできないわが身が情けなく思えた夏の終わりの日…

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by lanova | 2011-12-05 23:06 | Trip | Trackback | Comments(4)

September in Japan

8月の終わり、松江の実家に帰らなければならない出来事があり、急遽、3週間ほど日本に帰国した。
ミネアポリスではそろそろ秋風が吹く頃だったが、日本はまだまだ真夏。
9月になってもエアコンなしでは寝られない日が続いた。
そんな蒸し暑ささえ、懐かしさの中に包まれてしまう。
「暑い、暑い!」と言いながらも、ふるさとの夏は優しい。

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帰国中は忙しさに取り紛れて、懐かしさの感傷に浸っている時間はなかったけれど、ある日、2階の窓から外を見たら、燃えるような夕陽が目に飛び込んできた。
40年近く前に通った高校の体育館に夕陽が反射している。
高校生だった頃にはなかった体育館。
新しくなったのはいつごろのことだろうか。
大きなガラス窓がはめ込まれた体育館は、ちょうど宍道湖に沈む夕陽を正面から受け止める。
周りが黄昏に沈み始める頃、そこだけが消えることのない情熱の炎のように燃えている。
そう…もう40年も前なのに…
どんなに時間が経っても消えない思いがあるのだと知った日…

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満月の夜。
父と一緒に写真を撮る。
二人ともナイスショットとはいかない。
偶然にも、昨年の9月も松江で過ごした。
そのときは夫も一緒だったが、今回は私一人。
かつてこの家で、両親、祖母、弟と5人で暮らした。
その後、私が進学で家を出、弟も離れ、両親と祖母の3人暮らしになった。
しかし、祖母も亡くなり、両親二人暮しになったのに、私と二人の息子たちが一緒に住むようになり、再びにぎやかな暮らしになった。
けれども両親にしてみれば、やっと夫婦二人で静かにのんびり暮らせるとはずだったのに、とんでもない邪魔が入ったと思ったことだろう。
仕事に明け暮れる私に代わって、両親は息子たちの親代わりになって育ててくれた。
そしてやがて私たち親子も家を離れた。
今、両親は静かに二人で暮らしている。
でも、いつ帰っても、この家に本当の「居場所」を感じる。
再び、ミネアポリスへ帰るための荷造りをしているとき、「ここにいれば?」という声が家のあちこちから聞こえてきた。

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ミネアポリスに戻る1日前に上京し、孫に会う。
3歳を迎える前の彼は悪戯盛りだけど、真っ直ぐな目をしていた。
この子の父親である息子も真っ直ぐな目をしていたことを思い出す。
お土産の飛行機に夢中になり、「ボク、飛行機を写す!」とカメラを取る。
彼の目線の飛行機は、おもちゃにも関らず、なかなか飛行機らしく撮影されていた。

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今度は「ボク、ばあばを写す!」
よしっ!思いっきり美人に撮ってくれ!
彼のファインダーで捉えたばあばはこれだ。
そっか、彼の目に映るばあばはこれなんだ…
わずか2時間足らずの再会。
後ろ髪を引かれる思いで、バイバイと手を振った。

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by lanova | 2011-12-04 18:25 | Trip | Trackback | Comments(6)