Casa de NOVA in Minnesota

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May 19/Blue Expanse

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ここにコイノボリを揚げたら、さぞかし気持ち良さそうに泳ぐのだろうなあ。
既に我が家の男の子たちは成人し、コイノボリを揚げることもないのだが、
晴れ渡った五月の空を見上げてそんなことを思った。
5月5日の子どもの日はとうに過ぎ、
多くの家庭ではコイノボリは来年の出番までしばらくはお休みだろう。
しかし、ふるさと松江では、端午の節句は月遅れの6月5日に祝う。
きっと今頃はあちらこちらの大屋根の上でコイノボリが悠々と泳いでいるのではないだろうか。
この端午の節句にはちまきを食べる。
ちまきも地方によって作り方がそれぞれ異なるが、松江の方で大きな笹の葉を何枚も重ねて
団子の粉で作ったちまき団子を包む。
そして包んだ状態で蒸し上げて軒下などに吊るして出来上がる。
笹で巻くから「笹巻き」とも言う。
子どもの頃から両親と祖母がこの笹巻きをドッサリと作ってくれた。
笹の葉が大きくなる頃に父と母は笹の葉取りに山の中へ出かけていった。
ちまきが出来上がるのが待ちきれなかった幼い日。
やがて子どもたちのために、両親と一緒に笹巻きを作り始めた。
ところがこの笹を何枚か重ねて団子を包み、
イグサでクルリと結ぶのがなかなか思うようにできない。
父や母が3つ作る間にやっと1つできるかできないかだ…
子どもたちも大きくなった今、両親ももう笹巻きは作っていない。
こうして親の代から子の代へと受け継がれていくふるさとの味。
本当なら今は私が中心となって息子や孫たちに作ってやるものなのに…
笹の葉も手に入らないここで、ふと大切なものを受け継いでいくことのできないもどかしさと、
申し訳なさを思った。

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Commented by NekoMama7 at 2008-05-20 12:51
こうなったら、次はばんぶーをうえるっきゃないでしょう。
信じられないくらい色々な種類があるそうだけど、
かなり大振りな種類のものなら、葉っぱも大きくなりそうだし
たけのこもとれるようになるかも。

アメリカの日系人としては、アメリカ人としての誇りと、日系人としてのアイデンティティーや伝統を大切にしていくことと、両方とも大切なこと。どっちが良い悪いということではなく、同時進行していることなのです。だから、余計日本の伝統というものを日系人は(もしかすると日本人よりも)意識しているのかも知れません。
Commented by ひまわり at 2008-05-20 18:12 x
広々とした所に建つお家はlanova さんの御自宅ですか?
本当にこう言う所でこいのぼりを、伸び伸びと泳がせて見たいですね。
lanovaさんの故郷は松江で今頃こいのぼりが泳いでいるんですか~~
ちまきも、懐かしいです。田舎の親が健在なうちはこの季節になると
毎年ちまきが送られて来ましたが、いまではそれもかないません。

Commented by juju3291 at 2008-05-20 20:23
★元気ばば★
lanovaさんから以前松江が実家と聞いていました。
いってみたいな~
その夢が実現します
日曜日に行きます。確かお勧めの、お城の堀めぐりしてきます。
Commented by genova1991 at 2008-05-20 20:23
真っ青な空の色が爽やかですね。
こいのぼりが泳いでも、凧が泳いでも(凧は泳がない?
泳ぐのは蛸?w)絵になりそうです。
広々とした空間が気持ちよさそう。
暑くなる前の一番いい季節なのでしょうね。
粽はどうも西の風習のようで、東は柏餅だと
聞くのですが、どうなのでしょう?
私は子どもの頃は柏餅の記憶がありません。
Novaさんは如何ですか?
Commented by MILLER at 2008-05-20 23:50 x
こいのぼり、いいですね!青空高く~♪novaさんの思い出素敵ですね。。

私はうちの子が2歳の時に気持ちが先走りをして「日本文化を教えなければ!」
と思い、子供に覚えなさいという姿勢でしたが子供は全く興味を示さず
まんまと、その日本教育は消えました。。今となっては私も少しだけ^^親と
して成長したのかな、、子供たちが興味があるならいつでもママは紹介するよ
といった気持ちです。子供も少しずつ成長して自分のアイデンテイテイーな何なのか
子供たちはますます日本語やその文化に興味を示しはじめました。
私の心はとてもハッピーです。家には何かしら日本の文化を象徴するものがあったり
何気に子供に紹介したり。。。 novaさんのもどかしさと、申し訳なわかるよう
な気がします。でも子供たちお孫ちゃんたちきっとnovaさんの姿を見ている
ので、血は受け継がれると思いました^^:
Commented by goldpony767 at 2008-05-21 05:58
南部にこいのぼりか、いい風景になりますね。
近くに人々が 拝見 と言って訪れてくるかも。
ちまきは自分で作ったのですね。
そういう文化は我が家にはありません。
残すべきものがなくなってゆきます。
Commented by shinia62 at 2008-05-21 11:28
ロスの小東京には年中鯉のぼりが泳いでいます。と言うより土産物店の軒先にぶら下がっています。そこだと風も当たらないので泳ぐのもまま成らない可愛そうな鯉のぼり。確かに広々としたMSの家に鯉のぼりは素晴らしい景観に成りそうですね。端午の節句などと言わず、日本のアートとしてどでかい鯉のぼりを上げる企画はどうでしょう。感動しますよ。
Commented by neko_pen at 2008-05-21 21:57
こんなに広い所なら、こいのぼりもOKですね。
私、昔ね、10万円のを4万円にしてあげる、と言われて、大きな
こいのぼりを買って立てたら、うちのどこに立ててもどこかに引っかかって
次の年から出さなかった…ポールも重くて大変なんだもの。
欲張った罰です(^^)

空まで大きく感じる風景ですね!
Commented by オードリー at 2008-05-21 22:56 x
笹の葉、植えちゃったらどうですか?広い土地があることだし!!
そうすれば毎年、笹巻きをたくさん作れますよーん。
一枚目の空の色、とてもきれいですね。
なかなか日本では最近、こういう色の空がないのですー。
また土日はお天気悪いみたいだし。。。
Commented by lemonodasos at 2008-05-22 06:56
私の青空という歌が昔ありましたが、あの雰囲気がこの写真のなかにありますね。
洗濯機のコマーシャルソングにも使われていましたが、あの歌を思い出しました。
松江のふるさとも素敵なところだと思います。そしてこのアメリカミシシッピも素敵!
 
Commented by lanova at 2008-05-22 12:47
★NekoMamaさん_それがねえ、この辺りで一度も竹やぶを見たことがないのよ。ハンティントンには立派な竹やぶがあったんだけどねえ。ちまきを作る笹はクマザサといって大きな葉のできる竹なのね。これもどこにでもあるというわけではなさそうです。今度メンフィスの日本庭園に偵察に行ってきますね。
<アメリカ人としての誇りと、日系人としてのアイデンティティーや伝統を大切にしていくこと>私もNekoMamaさんに全くの同感。3代4代にわたっての日系アメリカ人の人たちと接していると、彼らの方がよほど「日本」「日本人」そ真摯に捉えてるよね。それは決して日系人に限らないと思うの。ネイティブの人以外、すべてが移民なわけだから、それぞれのルーツにあたる国の伝統や習慣、文化をきちんと継承していこうという姿勢は明確だよね。ジューイッシュでもジャーマンでもアイリッシュでもチャイニーズでも…とても大切なことだと思う。
Commented by lanova at 2008-05-22 13:09
★ひまわりさん_はい、ここに住んでおります。ひまわりさんのご実家はどちらですか?ちまきも地方によって作り方が随分異なるんじゃないかなって思います。ひまわりさんのところではお作りにならないのでしょうか?笹の香りのするちまきに、きな粉や砂糖醤油をつけて食べたこと、懐かしく思い出しています。
Commented by lanova at 2008-05-22 13:09
★元気ばばさん_えっ~!青春18キップは松江行きですか?いいなあ。今頃は梅雨になる前だし、一番気候のいいときでしょうね。何日か滞在なさるんでしょうか?堀川遊覧、きっと楽しんでいただけると思いますよ。ついでに松江城にも上ってきてくださいな。天守閣からは市街地が一望できます。私の分まで松江の空気を吸ってきてくださいね。
Commented by lanova at 2008-05-22 13:09
★genovaさん_この辺りは本当にカントリーで、工場もないんで空は見事なまでに澄んでいます。夜空もすっごくきれいなんですよ。でも私の腕では写真にうまく写せないので、紹介できないのが残念です。ちまきと柏餅の東西対決、松江では両方ありましたよ。もっとも柏餅の葉は柏ではなく、サルトリイバラの葉ですけど。genovaさんちのちまきはどんな風にして召し上がったんでしょうか?
Commented by lanova at 2008-05-22 13:09
★millerさん_子どもの頃、こいのぼりが屋根の上でバッサバッサという音を立てて風に泳いでいるのがおっかなかったのを覚えています。
私もできる限り、そのときの行事や習慣は忘れないでいたいなと思っています。日本のようにはできなくても、本の少しだけでも生活の中に取り入れることができればいいなって思います。たとえばコイノボリは上げてませんが、ここに写真を載せているタペストリーを飾ったり、カブトの色紙をちょっとおいてみたり…きっとmillerさんも細やかな配慮をしているんでしょうね。この季節ならではの「豆ご飯」なんていうのを作ったりするのもいいですよね。
Commented by lanova at 2008-05-22 13:20
★蛙太郎さん_我が家のコイノボリはアパートの3階のベランダに飾れる小さなものでした。でも、それもどこに行ったのやら…もし仮に大きなコイノボリを持っていたとしても、ここで揚げる事ができるかどうか…景観にはうるさいので、もしかしたらダメだと言われるかもしれません。ちまきは家族総出で作りましたよ。それも懐かしい思い出です。
Commented by lanova at 2008-05-22 13:20
★さむさん_そういえばありましたね、リトル東京に寂しそうにおかれたコイノボリ。アートとしてのコイノボリは面白いかもしれないけど、景観条例的にNGが出そうです。以前、日本人の友人がコイノボリを揚げたら、「宗教家の家か?」と言われて、あわてて下ろしたといってました。確かにね、そういう文化を知らない人から見たら、魚が屋根よりも高く泳いでいるのは異常な風景かもしれないですよね。
Commented by lanova at 2008-05-22 13:28
★nekoさん_その大きな大きなコイノボリは今もお家にあるんですか?私はウチのコイノボリがどこに行ったんだか、ちっとも思い出せないんですよ。最近は松江の方でもコイノボリは少なくなったのかもしれません。だんだん家が建て込んできましたし、泳ぐ音がうるさいとの苦情も出るようです。寂しいですね。
屋根の上では毎日さまざまな小鳥たちが囀っています。それこそコイノボリでも泳いだら驚いて逃げちゃうかもしれませんね。
Commented by lanova at 2008-05-22 13:28
★オードリーさん_タケの植生がここに合うかどうかなんですけどね。仮に育てられるということになると竹の繁殖率ってすごいですから、竹林用に整備しないといけないので、それはそれなりに大変です。観賞用の竹やぶって上品ですよね。でもこの家には、ちょっとマッチしないと思いませんか?でも笹巻きは作りたいし…
Commented by lanova at 2008-05-22 13:34
★lemonodasosさん_「私の青空」どんな歌だったのでしょう?だれが歌ってたんでしょうか?ま~さんやgenovaさんならすぐにわかるんでしょうねえ。今は毎日こんな青の空ですよ。ギリシャの空も真っ青でしょうね。
Commented by NekoMama7 at 2008-05-22 15:31
メンフィスの動物園に竹を大量に食べるのが約2頭いるんだよね・・・・
Commented by lanova at 2008-05-23 12:46
★NekoMamaさん_んだ、んだ!彼らのために笹は栽培されてるはずだよね!
by lanova | 2008-05-19 20:00 | Logbook | Trackback | Comments(22)