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Off Line Meeting at LA

Off Line Meeting at LA_c0062603_15143031.jpgOff Line Meeting at LA_c0062603_15145282.jpg
LAダウンタウンのリトル東京の中心、櫓の下にブースを設けて水彩画を描きながら、
その絵を販売している日本人男性がいる。
アメリカ暮らし36年になるという「ちょっとシニアチック」のさむさんである。
昨日の土曜日、急遽オフ会を開催することになった。
というのも、島根出身の医学生I君が観光旅行でこのLAを訪れることになり、
宿泊先のホテルについてアドバイスを求められたことがきっかけとなり、
何度かやり取りをするうちに、チャンスがあれば会いましょうということになったからである。
昨日は今、まさにジムに出かけようというそのときに彼から電話があり、
その日の夜の便で日本に帰るという彼と、リトル東京で会うことになった。
もしかしてさむさんにも会えるかもしれないと、
待ち合わせ場所をさむさんのブースがある櫓の下にした。
今まで何度もここを訪れていたのだが、どうもタイミングが悪く、
さむさんのブースが開かれているところには遭遇したことがなかった。
ところがこの日は実にグッドタイミング。
早速さむさんに事情を説明し、せっかくだからオフ会を兼ねて夕食をご一緒しましょうと、
少々強引に誘ったのだが、さむさんは快く承知してくださり、
I君の出発の時間までラーメン屋でしばし歓談。
さむさんのこれまでの軌跡を聞きながら、長男と同い年の若いI君は、しきりに感心したり、
驚いたり、頷いたりしていた。
何しろI君は私ともこのときが初対面、さむさんとも初対面。
それでもLAで人生の半分以上を暮らしているさむさんの人生記録は若いI君だけでなく、
私にとってもかなり刺激的である。
実物のさむさんと初めて会ったのは昨年11月のJapan Expoの会場だった。
今度ゆっくり会いましょうと言いながら、数ヶ月が過ぎていった。
その間に彼は絵描きとしてだけではなく、
テレビや映画などハリウッドでも活躍の場を見出していた。
「ラストサムライ」にエキストラで出演していたさむさんは、「硫黄島からの手紙」にも出演し、
最近はテレビドラマ「Unit」でもその姿を見ることができた。
中でも「SAYURI」ではアップのさむさんにもお目にかかれるし、
パンフレットにも登場している。
何だか嬉しい。
こうして日本ではない国で、「まだまだ!これからが人生」という諸先輩に出会うのは、
どんなに多くの励ましの言葉や、著名人の著作を読むよりも勇気を与えられる。
アメリカ暮らしを決心することになった当時80歳をとうに過ぎ、
2つの仕事を掛け持ちし、フリーウェイを走る友人のお母さんの
「運命に負けてちゃつまんないじゃない!」を思い出させてくれた晩春の一夜だった。

"Respect" Aretha Franklin


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by lanova | 2007-03-18 23:53 | Trip