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どうでも良くないどうでもいいこと/フラン・レボウィッツ

c0062603_15272873.jpg1983年に初版が出され、6年後の89年に第四刷を購入していた。
おそらくその当時の書評を読んで面白そうだと思ったに違いない。
そのまま積読状態になって17年、やっとページを繰られるという日の目を見た本である。
作者のフラン・レボウィッツは1951年生まれ。
高校を中退後、ニューヨークでタクシー運転手、アパートのクリーニング、路上のベルト売りなどさまざまな職を転々とし、72年にアンディ・ウォホールの『インタビュー』誌に映画評を書き始めたのが作家としてのスタートだという。
辛口のユーモアと皮肉で、本国アメリカではベストセラーになっている。
で、実際に読んでみてどうだったかというと…
正直に言おう。
よくわからないのである。
この本を購入した当時より幾分かはアメリカの社会事情もわかってきたつもりだが、それでもユーモアの原点がわからないというか、笑いどころがつかめないのである。
そもそも日本とアメリカでは笑いのポイントが異なるとは言われる。
テレビのトークショーを見ながら、夫と息子がゲラゲラ大笑いをしているそばで、一人置いてけぼりを食ったような状況になるのは、5年前も今も変わらない。
同じようにアメリカ人には日本人の笑いが理解できないかと言えば、最近のお笑いは別にして、落語などは英語に訳されるほど、アメリカ人の笑いのツボを得ていると聞く。
となるとこれは個人的なセンスの問題なのかもしれない。
きっとこれは翻訳本だから、原文の英語で読めば笑えるかもなどと思うのは、まさに本末転倒というところだろう。
たとえばこれなどで笑えれば、かなり事情通でアメリカ流笑いを知っているということなのかもしれない。

親としての責任は、あなたが想像するほど重くはない。次代の病気の征服者や映画の大スターを供給する必要はないのだ。あなたの子どもがcollectible(取り立て可能)という言葉を名詞として使用しない大人になった場合は、自分が親として落第だと嘆いてもいい。(親になるためのイロハ)

どうでも良くないどうでもいいこと/フラン・レボウィッツ(晶文社)

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Commented by ConnieWest at 2007-01-11 16:42
さっき、"親として..."ってちょっと考えていたんだけど、これ↑よく分かんないかも(笑)。原作本、図書館で探してちょっと見てみますね。ところでユーモアですが、家に日本からのお客様がいらした時に、おやぢギャグを炸裂された方がいて、夫が良く分からなかった風だったので、説明したけれど、いくつかは説明に困ったし、夫も良く分かってませんでしたよ。たとえばねー、"もう買い物しすぎてお金が、アランドロンだった"(←古いけど)とか言うやつなんて、まず、何かが消える時に日本では"ドロン"と言う音が使われていて、アランドロンってのはフランスの俳優で、その名前を日本語読みすると、何かが消える時の音に似てるから、そこがツボなのよー(で、私もおかしくないけど、一応笑った振りしたのって事までいったりして)。つーか、おやぢ、おやぢギャグやめてよって思いましたよ(笑)。
Commented by USK at 2007-01-12 03:14 x
いやー「正直に言うと」の後のくだりに笑ってしまいました。やっぱアメリカの笑いというかユーモアはわかるところとわからないところ(多)がありますよね。
ただ、アメリカのコメディの映画等は映画館で見ると他の人の笑いに誘われて笑ってしまうことも多々ありますw 
やっぱり「つっこみ」が無いアメリカの笑いはどうしても納得できない自分がいますねーーーw 
Commented by ponzu_77 at 2007-01-12 07:37
笑 おやぢなんだ。。。おやぢ。笑 コニーさんおもろい!!
Commented by もみちゃん at 2007-01-12 10:22 x
アメリカ人のジョークに
『面白くないぃ~』って言うと
旦那や子供等に
『ホントに日本人なんだから.........』って言われるけど
面白くないのは面白くないのよぉ~!!

時々日本から送られたビデオや
インターネットで『お笑いもの』を見ると
単純に腹のそこから笑えるのよ。
でもね
それを見てるときに
いちいち旦那や子供等に
『エッ!!今なんて言ったの?』と聞かれるたびに
ビデオをストップさせて説明するのって面倒で......って言うか
ハッキリ言って嫌なんですよ!!
だから
私は日本のお笑いを見る時はいつも皆が寝静まった夜中なんだけど
シ~~ンとした中、私の笑い声だけが聞こえてくるのは
家族には不気味らしくて..........。

Commented by lanova at 2007-01-12 14:51
★Connieちゃん_記事中のタイトルをクリックしてもらうとアマゾンに飛びます。$0.01からavailableだそうなので、図書館に行く時間とガソリン代よりも安くゲットできるかも…私も打ちの図書館にあれば原書をパラパラしてみようかと思ったけどなかったわねえ。実際にはかなりきわどいかもしれない。ドラッグとかセックスとかの話題もあるし…Connieちゃんちと同じ状況ありました!数年前に初めて家族帰国したときに、毎晩のように催される飲み会でいました、いました!最初から最後までおやぢギャグ飛ばしている人。とりあえずみんなで笑うものだから、一つひとつクマちゃんが説明求めてくるわけですよ。説明して彼も一緒に「な~んだ、ガハハハ」って笑えばいいけど、言葉には出さないものの「so?」っていう感じで…英語にもあるんだよね、この駄洒落って…スチュアート・ダイベックがそうでした。しかし、原書で笑えるようになるには、まだまだ当分かかりそうだわ。
Commented by lanova at 2007-01-12 15:02
★USK_アクションで笑いを取ってくれれば私も笑えます。オースティン・パワーズとかジャッカスとか…でもトークだとからきしダメですねえ。でもね、最近アメリカにも日本の漫才みたいなボケとツッコミのあるお笑いが登場し始めてるの知ってますか?この前テレビで見て驚きましたが、会場の笑いが2テンポくらい遅れるんですよ。私はそのタイミングがとってもおもしろかったわ。
Commented by lanova at 2007-01-12 15:03
★ponzu_オーストラリアの笑いはどう?コメディって盛んなのかしら?もっともponzuんちのスーは大阪のお笑い芸人大好きだものねえ。一緒に笑えるよね。
Commented by lanova at 2007-01-12 15:13
★もみちゃん_私なんぞは面白いか面白くないかの前の段階、「何言ってんだかわかんない」状態です。
かといって最近の日本のお笑いにもピンと来ないんですけどね。その昔漫才ブームがあったのは覚えてますか?あの頃ははまってましたけど…基本的にはタモリさんの笑いが好きなんですけどね。アメリカのブラックジョークってとってもシニカルというかアイロニカルだと思いません?
Commented by flyingshack at 2007-01-12 17:02
引用の件は笑えないどころか、文の論理的構造を理解するだけで1分以上かかってしまいましたよ。しかも未だに子どもにcollectibleって言って欲しいのか欲しくないのかがわかりません。なんか喉にささった小骨状態。
Commented by ponzu_77 at 2007-01-13 08:14
オーストラリアの笑いもアメリカと似たようなところはあると思うよ。
でもどちらかといえば、イギリス寄りだね。ブラックヒューモアを好むみたい。
だから、日本人の体をはったコメディとかも好きっていうのかもね。笑
Commented by lanova at 2007-01-13 16:43
★Washyさん_だよねえ。この本は全体に訳文がとてもギクシャクした感じなんですよ。あえてそうしているような気もするし、今ほどスムースな和訳がなかった時代だったようにも思うし…ちょっと前にエントリーした「ママと踊ったワルツ」は日本語で読んでいながら英文で読んでいるような感じがあったんだけど、これはどうもつっかえつっかえしながら読んでる感じでした。だからって原文で読んだら1ページ読むのに日が暮れてしまいそうだけど…
Commented by lanova at 2007-01-13 17:11
★ponzu_英語圏の笑いの取り方は、言葉そのものじゃなくて、そこで作り出されるシチュエーションなんだろうね。日本語って言葉そのもので笑いを誘うでしょ?落語や漫才は基本的にそうだものね。アクションによる笑いでも日本と英語圏では随分違うんだけど、トークよりはわかりやすいわ。スーは日本語の落語は理解できる?
Commented by susie at 2007-01-26 17:07 x
私も「親になるための~」理解不能です。アメリカンジョークは、ジョークたるゆえんがわかってもまさにクマちゃんと同じ「so?」状態です。

そんな私でもUKジョークの方がツボにはまるのか笑えることがあるので、UK番組をアメリカ版にした「The Office」をなるべく見るようにしてました。ときには笑えた、程度でした。
Commented by susie at 2007-01-26 17:10 x
追伸:地元日本人団体が「桂三枝独演会」を招致してくれたので、行きました。日本人の母親に連れられた二世らしい若い子も来ていましたが、あまり笑っていませんでした。
Commented by lanova at 2007-01-26 17:54
★susieさん_「親に~」の文章は、多分に翻訳のせいもあるんだと思います。原作のシニカルな雰囲気を伝えようとするのはわかるんですが、文章そのものがとってもぎくしゃくしているように感じました。特に言葉のあやなどをポイントとしていると難しいのでしょうね。
アメリカンジョークとブリティッシュジョークの違いって何でしょうか?The Officeって観たことないですねえ。
Commented by lanova at 2007-01-26 18:01
★susieさん_susieさんは英語落語はお聞きになったことがありますか?枝雀師匠のはとてもおもしろいと聞いたことがあります。私は実際には聞いたことがないのですが、興味のあるところです。その独演会は日本語でしたか?日系二世でも日本語は話せない(話さない)人は、結構多いようですよ。
by lanova | 2007-01-10 23:15 | Book | Trackback | Comments(16)