Casa de NOVA in Minnesota

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Jun. 9/Good bye Aviator

第一報は買い物に出かけている間に、留守番電話に入っていた夫からのメッセージだった。
Chrisaine Okwudibonye、ナイジェリア出身の飛行インストラクター。
夫が昨年の水害被害に遭うまで借りていたハンガー(格納庫)のあるCorona Airportで、
フライトスクールを開き、多くの生徒たちのフライト訓練を指導していた。
ナイジェリアの大学生時代に、サッカーのナイジェリア代表として渡米したのが、
アメリカに移住するきっかけだったと聞いていた。
しかし、彼が目指していたのはサッカー選手ではなく、
生涯Aviator(飛行機野郎)としてアメリカで生きていくことだった。
航空学専門のカレッジを卒業した後、インストラクターをしながら大学院に進み、
マスター・ディグリーを手にしたChrisは、
嬉しそうにDiploma(卒業証書)を見せてくれたものだ。
彼の生徒には、日本からの留学生も多く、日本語をいくらか覚えていて、
電話をかけてきたり、私が訪れたりすると、
決まって「オゲンキデスカ!」と日本語で話しかけてくれた。
大きな口を開けて、豪快に笑うChrisは、
私にとって最初に心を開いた夫の最も親しい友人の一人だった。
しばらく会わないと、電話をかけてくれたものだ。
彼には我が家の息子と同い年の息子があり、二人ともバスケットをしていたこともあって、
何かにつけて息子のことも気にかけてくれていた。
何と言っても、息子と私が夫に会うために最初に渡米したとき、
息子が泊まったのはChrisの部屋だったのだから…
そういう意味でも、私たちのアメリカ生活の第一歩から知っている人であった。
そのChrisが一昨日の飛行機事故で亡くなった。
元生徒とともにフライとしている最中のクラッシュで、
やっと今日になって身元が判明したらしい。
覚悟のできない死とは、こんなにも受け入れられないものなのだろうか。
もしかして何かの間違いかもしれない。
またCorona Airportに出かければ、大きな口を開けて笑いながら、
「一段とアメリカンになったね!」とhugしてくれるような気がしてならない。
「生涯Aviatorとして貫き通したね」と、彼に話しかけるにはもう少し時間がいる。
Chris、もうしばらくそこにいて…

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Commented by Marrrsan at 2006-06-10 18:09
親しい友人を事故で亡くすとは悲しい出来事ですね。
私の大学院時代の恩師が作詞作曲したThe Aviatorと言う唄がありますので彼にささげましょう。

I am an aviator. I think nothing's greater than these wings
that cut across the sky.

Far above the highway traffic all the world looks so fantastic.
Why, tell me why can't we all fly.

Supermarkets, sity stores once were my occupation.
I had to give them up, they lacked imagination.
Now I spend my life in a soaring celebration,
Swooping through the sky in a life long vacation.
This is liberation!
Commented by まこと at 2006-06-10 19:36 x
突然の悲報。
受け入れがたいですよね…残された人は彼を忘れないようにするしかないのかな。
天国でも笑っている事を願いましょう。
Commented by himawari_August8 at 2006-06-10 21:08
友人の突然の死は
たとえようもないショックですね。

私の同級生にバイクを愛して止まない子がいました。
そのバイクで事故を起こして16歳の若さで亡くなったのですが
好きなことをしていてのことだから、本望だったのかもしれないと
ちょうど今年20年経って思えます。

彼もまた生涯Aviatorとして終えられたことが
誇りに思って天国で過ごしてくれてると良いですね。

ご冥福をお祈りいたします。
Commented by koukinobaaba at 2006-06-10 21:11
mmm 何もコメント出来ません。 只々悲しみを共有するのみです。
Commented by dabadabax at 2006-06-10 23:46
きっとその方は永遠に空を飛んでいらっしゃることでしょう。
残されたご家族も本当に悲しみに包まれていらっしゃると思いますが、友達がこうして思いを寄せてくれることがどんなにか慰めになることと思います。
みなさんの心の中にいつまでも残る方でしょう。
受け止めがたいことでしょうが、ご冥福を祈ってあげてくださいね。きっと届くと思います。
Commented by チェリー at 2006-06-11 02:11 x
クリスさんが母国に帰られたのかな、と想像しながら読み進めていたら・・・。
ご冥福をお祈り申し上げます。

NOVAさんやクマちゃん、息子さんのショックは計り知れないけれど、彼はいつでも愛機で大空を飛んでいるはずです。
NOVAさんの心が落ち着いたら空に向かって微笑んであげてくださいね。
Commented by ConnieWest at 2006-06-11 02:21
お帰りなさい。そして渡米直後からのお知り合いの訃報、心からお悔やみ申し上げます。Chrisさんが突然いなくなってしまって、きっとNOVAさんの心には大きな、大きな穴が開いていることでしょうね。でも素晴らしい人とめぐり合えて良かったですね。世の中にはいなくなって、忘れ去られてしまう人と、いつまでもロウソクの光みたいに心の中で輝いている人がいますよね。出来れば私は後者でいたいと、自分の生き方にGentle Reminderを入れてみました。
Commented by MOKOTY at 2006-06-11 02:59 x
つらいです・・・。
生涯、飛行機野郎であったことは真実ではあるけれど。
彼が描いていた生涯っていうのは、こんな短いものではなかったはず。
そして、飛行機乗りとして生きていくにはある程度の覚悟もしていたとは思いますが、飛行機乗りであるからこそ飛行機事故で生涯を終えるなんて悲しいし、悔しいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
Commented by geechan at 2006-06-11 16:21
心構えも何もできていない「突然の決別」…悲しすぎますね。
突然の友人の死…と聞いて「まきちゃん」を思い出しました。あのときもとても悲しかった…。若すぎたしね。もう約25年も前のことだけど。時間を越えてあのときのままで「まきちゃん」はずっと私の心の中には生きています。
心からお友達Chrisのご冥福をお祈りいたします。
Commented by mihayashi6 at 2006-06-11 22:06
予想もしない出来事で大変でしたね。
私の父も親戚の方も90歳と長寿の人・・幸せな人の葬儀が続いた。
ひと段落したら自分もあと数年?・・・気力が大切なんだと分かっても。
親友の突然の死・・慰めの言葉もありません。
Commented by flyingshack at 2006-06-12 00:37
どうもお悔やみは苦手です。今日はどう過ごされてますか。

一度グライダー乗りの人の取材をしたことがあって、その人はすばらしい人でした。わたしもグライダーやるかって一瞬思ったほど(笑) でも何年か前に競技中の事故で亡くなってしまいました。友達でもなんでもないのですが、今でもとても残念です。

山登りとか命がけのスポーツには理解あるほうだと思うんだけど…でも辛いですね。
Commented by lemonodasos at 2006-06-12 02:58
青天の霹靂ですね。なんと言っていいのかわかりません。
大切な人がいなくなるのは寂しくて悲しくて心細くてたまらないことです。
私も大切な人たちを失って、何度も打ちのめされて、何年たつのに忘れられなくて思い出しては心細くなったりすることがあります。
ただ生きていくだけでつらいことが多いですよね。
Commented by lanova at 2006-06-12 15:45
★ま~さん_まだどこかで信じられない、信じたくないという気持ちでいっぱいです。書いていただいた歌、Chrisに届くようにと声にでして詠みました。
Commented by lanova at 2006-06-12 15:45
★まこっちゃん_きっと天国でも大きな口を開けて笑っていると思います。みんな、彼のあの笑顔が大好きでした。あんなステキな笑顔の人にはそんなに滅多に出会えません。とびっきりステキな笑顔でした。
Commented by lanova at 2006-06-12 15:45
★himaちゃん_覚悟のできてない死を受け入れるのがこんなにも困難なことだったとは…
とぼけたところのある人だったので、ひょっこり戻ってくるような気がしてなりません。
でも、彼の生きてきた人生を祝福しようと今は思っています。
お心遣いありがとうございました。
Commented by lanova at 2006-06-12 15:46
★koukinobaabaさん_悲しいです。悲しいけど、いつの日か天国で再会できると信じています。
Commented by lanova at 2006-06-12 16:02
★dabadabaxさん_そうですね。私たちに比べたら家族のみなさんは「悲しい」などという言葉では言い表せない気持ちなんだと思います。彼のお母さんや兄弟姉妹はナイジェリアで、連絡がなかなかつかないようです。早過ぎる天国息の切符でした。
Commented by lanova at 2006-06-12 16:02
★チェリーさん_母国のナイジェリアのご家族にも早く連絡がつくといいのですが、ナイジェリアの通信事情はかなり悪いらしく、まだ訃報が伝えられないでいるんだそうです。
クマちゃんはクマちゃんの、青年は青年の、そして私は私のそれぞれの思いでChrisの面影を彼の息子に見ました。彼の「こういうことは起こることではあるけれど…」という言葉は自分に言い聞かせているかのようでした。
Commented by lanova at 2006-06-12 16:03
★Connieちゃん_Chrisとは実はアメリカ生活を始める前の渡米で会ったのが最初だったんです。クマちゃんの友人がこんなにステキな人なら安心だなって思わせてくれる人でした。昨日はそのときの写真をいつまでも眺めていました。今は、彼の人生を祝福しようと思っています。
Commented by lanova at 2006-06-12 16:03
★mokoちゃん_あなたはaviatorだからきっと、痛いほどわかるよね。そうなんです。「覚悟」はあったと思っています。最後までベストを尽くしたはずだとクマちゃんも言ってました。あなたに会わせたい人の一人でした。
Commented by lanova at 2006-06-12 16:03
★geechan_そうだね、まきちゃんのときにもショックでした。私はあの時、まだ東京暮らしで、帰省したときにお参りに行ったんですよね。こちらでの暮らしは日本に比べればずっと知り合いや友人の数は少なくて、そんな中でも最も心許せる相手だっただけに辛いです…
Commented by lanova at 2006-06-12 16:12
★小次郎さん_仏教では亡くなった時には故人を偲びますが、クリスチャンでは故人にまつわる楽しかった出来事、嬉しかった出来事などを話します。私たちも「あのときああだったね、こうだったね」と彼の思い出話を家族でしました。いつもの笑顔を思い浮かべながら…
Commented by lanova at 2006-06-12 16:12
★Washyさん_コメントをいただいた日は、我が家にとっては別のことでビッグイベントのあった日だったんですが、それについては改めてエントリーします。
small airplaneのクラッシュは、多いときには全米で1日に4つくらいあったりします。状況によってはサバイブすることもあるけど、今回は一瞬のうちだったようです。
今日はairportに行ったんだけど、残された彼の愛機が2機、無言で主の帰りを待っているようでした。
Commented by lanova at 2006-06-12 16:13
★lemonodasosさん_これからたくさん、たくさん彼のことを思い出して以降と思っています。いっぱい彼の思い出話をして…数々の失敗談もあるし、日本人から教えてもらった日本語を自慢気に私に話してくれましたが、中にはとんでもない言葉もあったんですよ。
Commented by susie at 2006-06-12 20:39 x
↑まちがって送信されてしまいました。
Chrisと共に過ごした時間をクマちゃんと共有できて、これからも語り合っていけることは慰めですね。
Commented by lanova at 2006-06-17 06:40
★susieさん_すっかりお返事が遅くなりました。やっとクマちゃんや青年と、「ああだったね、こうだったね」と話せるようになりました。どじょう掬いの踊りが大層気にって、上手に踊ってくれたんですよ。
by lanova | 2006-06-09 22:52 | Logbook | Trackback | Comments(26)