2016年 04月 29日
Japan Trip 2016 No.4
同級生の一人は大阪から、もう一人は認知症のお母さんを抱えている。
そこで大阪の友人も楽しめて、認知症のお母さんも一緒に楽しめるところということで大根島の牡丹庭園「由志園」で食事をし、牡丹見物をすることになった。
以前は小さな島の牡丹園だったここも、今では団体観光客を受け入れる山陰屈指の観光施設になり、この日も大勢の人でにぎわっていた。
帰国すると間違いなく体重が増える。
こんなに美味しいものを食べていては申し訳ないと思うほど、日本の食事は豊かだ。
見た目にも美しく、素材を生かした味付けの料理の数々は、食べ飽きることがない。
ゆっくりおしゃべりをしながらの食事は殊更美味しさを増す。
美味しい食事の後は様々に趣向を凝らした庭園内を散策。
牡丹の時期にはまだ少し早く、屋外のぼたんはそろそろ咲き始めるといったところだったが、よく手入れされた庭園は歩くだけでも気持ちがいい。
大根島の牡丹苗の生産は日本一。
最近、アメリカでは牡丹はPeonyとして大人気で、Peony Gardenもできている。
そんなアメリカへの輸出も盛んだ。
妖艶なまでの大輪の牡丹はうっとりするほど美しい。
さまざまな品種改良が成されているそうで、この日も牡丹コンテストなるものが行われていた。
四季に応じた楽しみ方ができるのが、日本庭園の素晴らしさ。
訪れる人を日常からふと解き放ってくれる。
今年還暦を迎える同級生には、この年代ならではのそれぞれが抱える悩みや問題がある。
それでもこうしてこの空間をともに楽しめるのは、なんと幸せなことではないだろうか。
箸が転がっても可笑しくて笑い転げた高校時代。
その頃のようなあっけらかんとした笑顔もいい。
でも、時を経て、同級生たちの穏やかな笑顔を見て、懐かしさよりも温もりを覚えた。
ふるさとがまた一歩、近づいてきた。
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by lanova
| 2016-04-29 16:05
| Trip