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Arcata/Eureka Airport

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もう10日も前の話になってしまう。
日本の写真家、古川誠氏の個展を見にEurekaに夫と出かけたのは8月5日。
Eurekaに行く場合、多くはロサンゼルス空港からサンフランシスコ経由で、
Arcata/Eureka空港着というのが通常のコース。
しかしノリちゃんから、アラスカ航空はロサンゼルスからの直行便があるという情報を得、
私たちはアラスカ航空の「直行便」で行くことにした。
ロサンゼルス空港で登場口から飛行機に向かうと、
目の間にCouchという型の小さな飛行機が待機している。
きっとArcata/Eurekaは、小さな空港だからこの程度の飛行機で充分なんだろう。
当然飛行機にはタラップを上って搭乗。
いつも乗るようなジェット機とは違って高度も低く、下界の様子がしっかり眺められる。
ドメスティックにしては珍しく、アルコール類もフリーでサービスだ。
すると機内放送で、Reddingに一度下りると言う。
ん?何かトラブルかと思い、夫に尋ねると、そうではなくて何と「途中下車」だと言う。
へ~、飛行機でも途中下車があるのかと思いながらもRedding到着。
何人かの乗客が下り、何人かの乗客が乗ってくる。
それでもまだ飛行機は飛び立たない。
そのうちにフライトアテンダントから「今空席を数えたら4つあるんで、もう少し待っててね」
という放送がある。
しばらくしてラティーノのアテンダントのお姉さんは
「まだ2つ席が残ってるの。もうちょっと待っててね!」とにこやかにおっしゃる。
待つこと30分。
ようやく満席になった飛行機は今度こそArcata/Eurekaに向けて飛び立った。
機内放送で、Arcata/Eurekaの後は、Portlandにも止まり、
最終地はSeattleだと言う。
いやあ、これまで何度も飛行機には乗ってきたが、
目的地に行くまでに飛行機を乗り換えることはあっても、
バス停みたいに飛行機がいくつもの空港に止まり、乗客を乗せたり下ろしたりするのは、
初めてのことだった。
まさに「途中下車」ありの航空便だ。
確かに乗り換えなくてもいいから「直行便」なんだけど…
そういうわけで予定より1時間遅れで
北カリフォルニアの小さな飛行場、Arcata/Eureka空港に到着。
ここでタラップを降りて、振り向けばこの飛行機に乗り込む人たちが
タラップに向かっていた。

"After The Gold Rush" Neil Young

by lanova | 2005-08-15 21:48 | Trip