Casa de NOVA in Minnesota

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Jun. 9

帰国前に就職の手続きをすべて済まそうと、今日はあちこち走り回った。
午前中にフィンガー・プリントを採りに行き、火曜日に受けた健康診断の結果を受け取り、
それらの書類を持って教育委員会に出向いた。
怪我をしたときの緊急時には、教育委員会のドクターかかかりつけのファミリー・ドクターかを
選べるというので、そういう時には日本語で話せる方がいいだろうと、ファミリー・ドクターを
選択したため、ドクターのサインが必要になった。
午後からはドクターのサインをもらいに出かけたが、そこでとても貴重な話を聞いた。
ドクターは中国人の先生だが、自治医大の先生だった人なので、日本語も堪能だ。
診察室に入るなり、先生から就職したことに笑顔で祝福してもらった。
成り行きを説明したところ、「一番言い形で就職できたね」と言われた。
ここアメリカでは、自分の就きたい仕事、働きたい所で、
まずはボランティアからというケースが、とても多いのだと言う。
公には求人情報を出していても、そこに応募してきた人から採用というのは、
それほど多くないらしい。
採用する側にしても、すべてゼロからの人を採るよりは、既に仕事を覚えている人間の方が
都合がいいという論理が働くというのだ。
当然、ボランティアとしての働き、仕事ぶりがまず評価されることが第一だが、
後は需要と供給がマッチするかどうか、そのタイミングもあるという。
これは何も私のような職場に限った話ではなく、
医者の世界も同様だとその先生は話してくれた。
まず働きたい病院でリサーチャーとして働き、
そこで認められて採用になるケースがほとんどだとのこと。
そして、一度採用になれば、それは立派なキャリア・ヒストリーになるので、
どんどんステップアップしていけると言われた。
決して今の状況に甘んじるのではなく、常にステップアップをはかっていきなさい。
そのためにもいい仕事をしなさい、そう話してもらった。
以前、ボランティを始めるときに、夫から「このボランティアは必ず仕事につながる」
そう言われていたが、日本的感覚で「所詮ボランティアだから」という感はぬぐえなかった。
採用されないからボランティアなんだろうと…
これが大変な違いだった。
今日も先生に「アメリカと日本とでは、ボランティアの捉え方が全然違うんだよ」と
言われたのだが、それを痛感した。
正直言ってボランティアから職員になれるとは、想像だにしていなかったが、
この2年半、一生懸命仕事をしてきて本当に良かったなと思った。
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Commented by m_seattle at 2005-06-10 16:34 x
あらためまして、おめでとうございます!私までハッピーな気分です。
努力は報われるんですね。私も地道にいこっと。
Commented by maltsmam at 2005-06-10 17:08
ボランティアは確かに将来につながるという考え方はありませんねえ。そういう風に仕組みがなっていないし。ボランティアを求める方も無償の働き手という考え方で求めているんだと思うし……。【ボランティア】っていうだけで、【ふ〜ん】って穿った見方をする人もいるしね。でも短い時間でも働く以上はプロにならなくてはいけないとおもいます。【わたしボランティアなんだからわかりませーん】では、サービスを受ける方が迷惑だろうし。何はともあれ、おめでとうござます!で、来週から日本なんですね。ブログはお休みですか?
Commented by genova1991 at 2005-06-10 22:31
忙しくて大変ですね。突然色々な用事が増えるし、来週は日本だし~・・・忙しい時って重なるのでしょうか?でも、うれしい忙しさだから張り合いがありますよね♪

ボランティアを一生懸命なさって、本当に良かったですね。報われる社会には希望があります。
Commented by tsurumannen at 2005-06-11 00:35
栃木県に住んでいたことがあって住んでいたのは自治医大という駅のすぐ近くでした。周りはお医者さんが沢山住んでいてそのお医者様たちもよくアメリカには研究のため短期で留学していましたよ!
ボランチアは考え方違うよね。
日本はお金がもらえない下っぱたらきという感じがぬぐえないね。
いよいよ日本かあ!待ちに待ったお孫さんとの対面だね。
抱いたら感動するんだろうなあ!
忙しそうだけれどクマちゃんと楽しい週末を!!
Commented by lanova at 2005-06-11 00:46
マキコさん_ありがとうございます。アメリカ社会の仕組みが今回よくわかりました。せっかくアメリカで暮らしているならアメリカの仕組みの中で生きていこうと思っていたので、本当にラッキーだと思いましたよ。マキコさんも今の仕事、張り切ってやってるようだし、お互いにステップアップできるといいですね!
Commented by lanova at 2005-06-11 00:53
maltsさん_そうなの!今回、日本とアメリカの違いがよ~くわかりました。ボランティア精神というのがしっかり根付いているアメリカだけど、それが仕事を得るための第1ステップだとは、思ってもいませんでした。これはある意味試用期間ということになるのかもしれませんね。ただ、ボランティと正規の職員とでは「責任」のあり方も異なってくると思います。気を引き締めていかなくちゃって思ってます。
さて、月曜には日本に向けて出発ですが、実家からできるときにはブログの更新しようと思っていますので、チェックのほどよろしくね!
Commented by lanova at 2005-06-11 00:56
genovaさん_いつもなら帰国の準備と帰国中のことでワサワサしてるんですけど、今回は帰国のことより就職の方がポイント高くて(笑)、まだ帰国モードに入ってないんです。今回は短期だということもあって、それほど荷物もないんですが、留守中の食事のこととかも、多少は考えておかないとね。ようやくアメリカ社会での第1歩を踏み出したって感じですよ。
Commented by lanova at 2005-06-11 01:05
Yoshi_Yoshiもオハイオでは日本語学校でボランティアしてたんですよね。基本的にはボランティアって好きです。こちらに来るまでは9年間、それこそボランティアでバスケのチームをみていました。そのときにも思ったんだけど、ボランティアによって磨かれて、向上していけるのは自分自身だなってこと。今回もそう思いました。でも日本とアメリカではボランティアの位置がまったく違うんだってこともよ~くわかりましたよ。
Commented by ConnieWest at 2005-06-11 04:03
なるほど、お医者さんもそう言うところから始める場合もあるのですね。それにしても、なるべくして、なったと言うお話ですね。ハッピーエンドの話って良いわ~。あ、これからが、Chapterが変って盛り上がる良いところですね。
Commented by m-s-t-pink at 2005-06-11 08:29
まずは、就職決定おめでとうございます☆☆☆
しかし、とても興味深い事実ですね。
>日本的感覚で「所詮ボランティアだから」という感はぬぐえなかった。
僕もそう思ってしまいます。Novaさんがやっていたこのボランティアはボランティアというからには無償なのですよね?
日本だと、職業によってはまずアシスタントや契約社員として入ってそこからステップアップというパターンがありますが、それは少しでも給料貰っていますから意味合い違いますしね。ボランティアからというのは聞かない話です。
>それは立派なキャリア・ヒストリーになる〜
ということで、非常にいい決まり方をしたようで、本当に良かったです。おめでとうございます^^
Commented by kimiee_5750 at 2005-06-11 09:37
おめでとうございます!!
ボランティアとしての働きを認められて、ということで非常に素晴らしい。一生懸命働いて、信用を勝ち取ったNovaさんはすごいです。
私も見習わなきゃ...
Commented by 一心万宝 at 2005-06-11 10:18 x
それはそれは、おめでとう。経験を積んで実績を認められてのことやからなおさら嬉しいかも。
Commented by ponzu_77 at 2005-06-11 12:28
ここに来るたびに、あーがんばろうっ!!っていう気持ちになるよ。本当、よかった!2年半がんばった甲斐があってよかったねぇ!!わいも最初はwork experience的に働くことになると思うけど、お勉強させていただく、という気持ちを持ってがんばりたいと思ってます!
Commented by lanova at 2005-06-11 16:29
Connieちゃん_ウチのドクターの話によると、お医者さんはほとんどそうなんだって。そういえばERもそういう展開の出世物語だったよね。実は、Docさんにもこの手でアメリカに残っていてほしいと密かに願っているんですけどね(笑)。これからが私にとっては、言葉のハンディを克服しながらアメリカ社会にチャレンジしていく時なんだって思ってます。というより自分自身への挑戦かな…
Commented by lanova at 2005-06-11 16:37
pinkさん_そうですよ。2年半無償で仕事をしてました。でも昨年の学年末には最後の日に教職員のパーティの席で「ボランティアありがとう」ということで大きな花束をプレゼントしてもらって、私はそれだけで感無量だったんですけどね(笑)。日本とアメリカではボランティアの考え方はまったく違うんですね。そもそもVolunteerという言葉自体も「志願者」「志願兵」という意味ですものね。
Commented by lanova at 2005-06-11 16:43
kimieeさん_ありがとうございます。いい人たちに恵まれていたんですよね。このアメリカのいいところって、私のこういう状況はまったく年齢に関係ないってことなんです。「この年だから」「その年齢で」などという言葉がまったく聞かれないのって、すごくいいなって思いますよ。よし、まだまだこれから!って思えるんだもの。
Commented by lanova at 2005-06-11 16:44
一心さん_いやあ、マジ嬉しかったですね。みなさんハグして祝福してくれましたよ。「目がかすんで…」なんて言ってられませんよ(笑)。
Commented by lanova at 2005-06-11 16:48
わいちゃん_そう言ってもらって嬉しいよ。「ここに来ると気が滅入るわ~」と言われると辛いですけど…(笑)。わいちゃんもチャンスがめぐってきたようですね。チャンスはどこにでもあると思うのね。ただそのチャンスを逃さず捕まえられるかどうか、いやその前にチャンスに気付くかどうかなんだと思うの。今、わいちゃんはしっかりそのチャンスをつかんだんだから、これからは「よっしゃ~」って前進のみだよね。お互いにHang in thereだね!
by lanova | 2005-06-09 23:37 | Logbook | Trackback | Comments(18)