Casa de NOVA in Minnesota

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Jun. 2

アメリカは思ったより学歴社会である。
どこの大学を出たかも就職の際などにはポイントになるが、
それよりも最終学歴がどこかが最も重要になってくる。
そのため高校卒業後、すぐに就職する生徒は比較的少ない。
昨日のブログでも書いたように半数以上が2年制の大学、Junior College、
日本でいう短大に進学する。
4年制の大学に進学するためには、SATという学力審査テストを受けなければならない。
科目は英語と数学だが、各科800点満点で、合計で1,000点以上取らなければ、
ほとんどの大学への入学は難しい。
また4年制大学の場合、授業料が高い。
高校までは義務教育なので、一切学校にかかる費用はないが、
大学に進学するといきなり教育費が必要になってくるのである。
ちなみに近くのUCLA(公立)の年間授業料は約$4,000.00である。
ワイドショーでもおなじみになった私立のPepperdine大にいたっては$24.000.00。
これに比べてJunior College(JC)は、SATを受ける必要もないし、
年間授業料はおよそ$500.00である。
その上、2年目が終了するときに4年制大学に編入できるシステムになっているため、
多くの生徒がまずはJCに進学し、2年間で一般教養を修得し、
3年目に4年制の専門学科に編入するというケースが一般的なのである。
もちろん、それぞれの4年制大学に編入しやすいJCというのがあり、
最初から目当ての4年制大学に編入するためにJCを選ぶ生徒もいる。
しかし、ここでも「入るや易し、出るは難し」なのである。
JCでしっかり勉強して単位を修得していなければ、当然編入もできない。
ただ漠然と一般教養を取るのではなく、自分の方向性を見つけながらの学生生活である。
そして、バイトをしながら授業料や生活費を自分で稼いでいる学生も少なくない。
質実ともに「義務教育」の終了が高校卒業なのである。
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Commented by まき at 2005-06-03 16:41 x
学歴社会!何処も同じですね!!
両親などは「資格や専門職を持っていればいいのよ!」といってますが現実は厳し~い!!!!! (T▽T)
希望の職につけるのはごく一部で、資料請求等は大学名で判断されてしまうらしく送って貰えない!!・・・何の為の4年間・2年間だったのか・・・辛いですよね!! 再就職だって難しいこの御時勢、どうにかならないの!!!!!!!!!
Commented by susie at 2005-06-03 22:16 x
lanovaさん、日本的感覚で考えると、アメリカの大学の授業料安いような感じがしますが...
Commented by lanova at 2005-06-03 23:38
まきちゃん_そうね、日本はむしろ最終学歴よりも学校名が重視されるんだろうね。猫も杓子も大学進学の時代だから、そうなっちゃうのかもしれないね。ただ就職難はアメリカも同じですよ~。
Commented by lanova at 2005-06-03 23:44
susieさん_今年の日本の国立大学の授業料が53万円位だったっと思います。公立校の授業料だけを見るとほぼ同額かなって感じがしますが、私立はむしろこちらの方が高いところもあるようですね。それとこの授業料は住民の場合と、留学生の場合では大きく違ってるんですよ。
Commented by ConnieWest at 2005-06-04 01:35
私が行っているカレッジも、UCやState U.への転校率が高いそうです。それに4年生大学でも、トランスファーしてくる生徒の為に、入学できる枠が確保されているらしいのですよ。そう言うシステムって良いですよね!それにしても、今から大人としての、自分の道を歩むボクちゃんの前途にありとあらゆる選択があるで、彼の可能性がうらやましくもあり、たのもしくもあり、そして応援したい気持ちでイッパイです。
Commented by のぶさん at 2005-06-04 07:31 x
 日本ではニートが、問題視されていますが、アメリカではどうですか?
Commented by soylista_y_bonita at 2005-06-04 14:04
やはり州によって色々と大学入学関係は違うんですね。 NMではJC、コミュニティカレッジ、テックカレッジに入るためにはSATではなくACT(American College Test)というのを受けるようです。 4年制の大学はSATのようですが。 ミシガン州は2年、4年問わず、SATではなくACTを採用しているという話も聞きました。

UCLAは$4000ですか。 州外出身者の学費はもっと高いんでしょうね。 私も院に行きたければ、やっぱ、1年の居住資格のことも頭に入れておかないとだめですね。 長期計画で行きます。
Commented by lanova at 2005-06-04 16:01
Connieちゃん_ボクちゃんへの応援ありがとう!この国は勉強しようという意欲のある者に対しては本当に門戸開放ですよね。全然年齢って関係ないし、社会人入学にしても、日本のような狭き門という感じは全然ないものね。いやあ、ちょっとヒソヒソ声で言うと、私もカレッジ行きたいなって思ってるんですよ。Connieちゃんは9月からはどうするの?
Commented by lanova at 2005-06-04 16:13
のぶさん_こっちでニートというとNeatで「趣味のいい」とか「きちんとした」という意味なんです。日本でいうニートはNEET〔young people Not in Education, Employment or Training〕ってことですよね。クマちゃんにも聞いたんだけど、「そういう言葉は聴いたこともないし、知らないなあ」って言ってました。最近では大学卒業までは、親が面倒を見る家庭もあるようですが、基本的には18歳で親元から自立するというのがほとんどなので、「ニート」になれるような環境にはないんじゃないかと思います。それにそういう生き方してたら誰にも相手にされないし…
Commented by lanova at 2005-06-04 16:27
soylistaさん_手元にある資料は昨年のなので、授業料は多少変動があるかと思います。大学院の資料はないので、参考程度ですが、同じ公立でもUC系(カリフォルニア大学)とCSU系(カリフォルニア州立大学)に分かれていて、システムも大きく違うし、授業料もUC計の方がCSU系よりもかなり高くなるようです。ちなみにUCLAの州外者の授業料は$13,487.00です。CSULAは州内者が$1,916.00、州外者が$9,200.00ですよ。
Commented by soylista_y_bonita at 2005-06-05 03:06
うわ~、そんなに違うんですか! すごいですね。。。 3倍以上、CSULAに至っては約5倍なんですね。 やっぱり1年はアルバイトでもして居住資格取った方が時間はかかるけど、経済的かも・・・

ところで、NEETは90年代後半にイギリスで生まれた言葉らしいのですが、NMはNEETらしき人であふれています。貧しいので、義務教育が終わったら、もう学校へ行けない、高卒なので、高収入が見込めない、収入が低いので生活するのに一杯一杯で結局高等教育が受けられない、仕事にも失望してやめてしまい、ギャングの仲間入り・・・という悪循環です。とくに先住民が多いNMでは彼らへの救済策として、Lotteryから得た資金を先住民系学生にスカラシップとして支給したりしています。日本のNEET達が置かれている環境よりはもっと深刻な気がします。
Commented by m_seattle at 2005-06-05 08:50 x
確かにアメリカの大学の授業料は高いと思います。特に私立。一部の私立は日本の私立と比べ物になりません。私は州立大学にいきましたが、高かったです。いくら落としたことか・・・。果たして落とした分だけの物を得たのか・・・考えないようにしてます(笑)
Commented by lanova at 2005-06-05 15:47
soylistaさん_私の友人で教師をしている人がいるのですが、彼女は通信でMasterを取得しましたよ。リサーチ大変でしょうけど、頑張ってください。私で収集できる情報があればお手伝いしますよ。
NMの状況よくわかります。LAでもエリアによってはかなり似た状況のところがあります。それでもそういう状況から脱出しようとしている若者はいるわけで、去年引退したコウリン・パウエルさんなんかもハーレム出身でありながら不屈の努力をした人ですよね。それに社会もかなりさまざまサポートシステムを用意してて、意欲と目的意識のある若者は決して閉ざされた環境じゃないと思います。でも、それでもその人の育った「環境」は生き様に大きく影響してくることは否めませんよね。だから日本のNEETたちとは発生要因がちょっと異なっているんじゃないのかなって思っています。たまたまYahooニュースを見てたら、このNEETの扱い方が問題になっていると出ていました。
Commented by lanova at 2005-06-05 15:52
マキコさん_そうよねえ、私立の年間授業料って思わず4年分かと思うほどですもの!なのでバークリーとか、スタンフォード、エール大など私立の大学に行くのは親が相当な金持ちか、よほど成績がよくて奨学金を取得できる子に限られてくるようです。公立でも同じ傾向ですね。その点JCは1クレジットが住民なら$15.00(州外者は$50.00)と、お得になってます(いや、スーパーの安売りじゃないって!)。
Commented by flyingshack at 2005-06-06 00:24
アメリカの大学のことは全然わからなかったんですけど、勉強になりますわ。Docは大学にいるのに、学生さんの生活はわからないもんです。わたしももし、アメリカにずっ~といるなら大学に行ってみたかったです。アメリカ人ってホントにあらゆる年齢の人が、あらゆるレベルでキャリアのために勉強してますよね。再チャレンジって感じで。某学習塾で大人が算数を勉強してましたよ。大学受験準備のおじさんと、もうひとりは分数がわからない小学校の先生… 大丈夫って思いながらも、彼らがまぶしく見えましたよ。
Commented by lanova at 2005-06-06 00:43
Washyさん_私もねボクちゃんがこういうお年頃でなかったら、大学のことはあまりわかんなかったと思います。それとやはり私たちの年齢の人でも「大学」は常に射程距離になるから、話題になることが多いしね。
「分数がわからない小学校の先生」というのには、ちょっと驚きですねえ。しかしわからないでもないなあ、こちらの算数のレベルはかなり低いもん。高校の算数のクラスを見学したときも、高校2年で日本だったら小学校5、6年で習う「三角形の定理」やってたんだもん。
by lanova | 2005-06-02 22:47 | Logbook | Trackback | Comments(16)