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Baloon Vine and my mom

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日本の両親が毎年、種から植えて花を咲かせ、実を結ばせる「風船かずら」。
もう10年近くも前に、実家の母がこの風船かずらの種をそっと封筒にしのばせ送ってくれた。
それからというもの、毎年種を蒔いて可愛らしい小さな白い花と、風にそよぐ緑の風船を楽しみ、翌年用に種を採ってはまた蒔くといことを繰り返してきた。
ロサンゼルスのアパートの小さな花壇でも、ミシシッピに建てた家でも、その後に引っ越した家でも、そしてここミネアポリスの家でも…
毎年、風船が終わると種を収穫するのに、今年はそれができなかった。
風船かずらが満開の頃、実家の父から母の体調があまり良くないので帰国してほしいという電話が入った。
とるものもとりあえず、留守になる2カ月間に必要な最低限のことだけをして、日本へと向った。
当然、庭の草木のことは一切手をかけることができなかった。
2カ月後、戻ってきた私を待っていたのは庭のいたるところで茶色くなって枯れた草花の姿だった。
多年草はきっと雪の下の土の中でたくましい生命力を持ち続けて、来年には可愛らしい芽が顔を出すことだろう。
だけど一年草はそういうわけにはいかないから、花が終わった後の手入れが必要だ。
風船かずらも朝顔もこちらで種はいくらでも手に入る。
でも、実家の父と母が育て続けていた「風船かずら」の種でなくちゃ、何だか「風船かずら」ではないような気がして…

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母は私がこうしてブログに庭の様子をエントリーした記事を父がプリントアウトして見せてくれるのを楽しみにしているという。
今さら夏の庭の様子を見せても仕方ないかもしれないけど、ここの冬は雪で一面真っ白だから…
家でも庭を眺めるのが大好きな母は、今は病院で過ごしている。
春になって庭に彩が戻る頃、母がまた大好きな庭を眺めることができるように…
離れて暮らす親不孝な娘は、ただただそれを願うばかりで…

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by lanova | 2012-12-20 11:00 | Garden