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Casa de NOVA in Minnesota

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Looking for the place to live 1

アメリカ西部のロサンゼルスから南部のミシシッピに引っ越してきて4年になろうとしている。
このままアメリカ生活はこのミシシッピで終わるのだろうと思っていたのだが、今度は北部に居を移すことになった。
ミネソタ州ミネアポリス。
NBAの大好きなプレーヤー、ケビン・ガーネットがボストンに来る前にプレーしていたのがミネソタだったので、地名くらいは知っていたが、実際の場所やどういう所かというのは、まったくわからなかった。
そもそも縁のない場所と思っていたので、関心を持つことすらなかった。
そういう場所が、これからのアメリカ生活のステージになるわけである。
あわててサイトを調べたり、地図を広げたりしてみると…
地域としてのくくりはアメリカ中西部になるが、地理的にはアメリカの北の端っこだ。
恐ろしいことに「アメリカの冷蔵庫」と呼ばれている地域だという。
冬場の気温は最高気温でも氷点下、最低気温はマイナス20℃にもなるという。
この数字を聞くだけで、一気に体の芯から凍ってしまいそうだ。
しかし、この気候の厳しさを差し引いても余りあるものがあると、多くの人が言う。
ミネアポリスは隣の州都セントポールと合わせてツインシティと呼ばれている。
人口規模は全米で17番目。
文化的にも歴史的にも面白いところだという。
このミシシッピもそういう意味ではかなり面白いのだが、その面白さの尺度が異なるようだ。
実際に住み始めてから、いろいろと探求してみようと思っていた。
しかし、住むためには住む場所が必要だ。
1月31日から勤務が決まった夫は、早速家探しに出かけるという。
「ちょっと、待った!」
いやいや、一人で行かれても困るわけで、私もそこに住むのだから一緒に行かないことには、後々騒動の元になると説得し、1月の半ばに一緒に出かけることにした。
とは言っても、朝から出かけて夕方に帰ってこられるような距離ではない。
ここから1600km北に行かなければならない。
ノンストップで運転して18時間の距離だ。
ツインシティの不動産屋と連絡を取り、結局2泊3日で出かけることになった。
道中、車のバッテリーが上がるというハプニングも経験しながら、到着したミネソタ州は、やはり雪の中だった。
聞くところによると例年、雪は降るもののこの冬ほど積雪が多いのは18年ぶりだという。
ミシシッピを夕方出発して、翌日のお昼頃に到着。
そのままベッドに倒れこむようにして眠りこけたのは言うまでもない。

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それでも積雪地域であることには変わりなく、除雪作業はかなり手際よく行われていて、道路や公共スペースは常に雪かきがなされている。
でも、どの車を見てもチェーンはおろか、スタッドレスタイヤも見かけない。
いくら除雪されてたって、雪道には変わりない。
雪のある日は絶対に外に出ないと、住む前から固く心に誓うのであった。

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当然高速道路の上には雪はなく、快適に車を走らせることができるのだが、その高速道路の横にはスキー場があるでないか!
これには本当に驚いた。
スキーというものは山に行ってするものだとばかり思っていた。
実際、これまで出かけたスキー場は「山」だったし…
ところがここは山じゃない。
高速道路脇のスキー場だ。
最後にスキーに行ってからもう20年以上経っているのに、「またスキーできるかも…」などと不遜なことを思ったりもした。

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この日、いくつかの物件を見せてくれると言っていた不動産屋のにいちゃんは、結局セントポールにあるこの家1軒しか紹介できるところがないという。
セントポールは私の第一希望の場所だし、一見したところ良さそうだけど、築180年で中はかなり手を入れないと住めそうにない。
結局、この日は他の家を見ることができず、翌朝はミシシッピに戻ることにしていたが、急遽もう一泊して家探しをすることになった。
夫が勤務することになるビルを見て、ホテルに戻る。
不動産屋のにいちゃんは当てにならないため、自分たちでネット検索。
この日はホテルに戻って私がネットで調べ、夫が先方に電話連絡という「随」ならぬ「随」を実践したのであった。

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by lanova | 2011-02-21 00:40 | Trip